不用品回収のプロがオススメする家のお片づけのタイミング
目次
- 家のお片づけは早ければ早いほうが良い!
- お片づけを怠ると起きてしまうトラブル
- 買取品の価値の下落
- できれば避けた方が良い時期
- お家のリフォーム/売買/解体/引越し
家のお片づけは早ければ早いほうが良い!
不用品回収や遺品整理など家のお片づけを行うタイミングはいつが良いのでしょうか?
一言で申し上げると「早ければ早いほうが良い」です。
理由は色々とありますが一番大きな理由は「物の廃棄コストはこれから上昇し続けるから」です。
総務省の発表で日本の65歳以上の高齢者数は「2025年には30.0%となり、第2次ベビーブーム期(1971年~1974年)に生まれた世代が65歳以上となる2040年には、35.3%になると見込まれています」とあります。
参考:https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1211.html
高齢化と共に家の残置物の撤去は今後もどんどん増えると予想され、
その処理を行う中間処理施設や最終処分場で問題が起こる可能性は極めて高いと考えられます。
廃棄物処理の歴史は環境省は「日本の廃棄物処理の歴史と現状」としてまとめておりますので、よければチャックしてみてください。
環境省参考:https://www.env.go.jp/recycle/circul/venous_industry/ja/history.pdf
私どもがこの業界に携わってからクリーンセンターの料金が見直されています。中国が廃プラスチックなどの輸入を停止してからは、スクラップ業者が今までそれほど仕分けが厳しくなかった小型家電の引き取りをやめてしまうなどすでに影響が出始めています。
すでに不用品回収における廃棄物の回収はかなり高額になっていますが、上記の理由からこれからさらに上がると予想されますので「早ければ早いほうが良い」と思います。
お片づけを怠ると起きてしまうトラブル
不用品回収と遺品整理とのご依頼を受け、お見積もりにお伺いさせて頂いた時の実例と致しましてこのような事がございました。
- 虫が大量に発生している
- 火事になる可能性
- ネズミなど動物が居着いてしまっている
- 空き巣に入られる可能性
虫が大量に発生するのは主に台所です。事情があったと思うのですが電気の切れた冷蔵庫の中身はそのまま放置されてしまっており、大量の虫が湧いておりました。
衛生的にも非常に良くない状態ですので、片付けの際にも余分な装備が必要になり時間も長くかかってしまいます。
当然コストが上がってしまうので費用が高くなってしまいます。
また押入れにネズミが居着いてしまったり、ひどい時には野生動物が部屋の中に住み着いてしまうこともあります。
人が中に入ると逃げてしまうのですが、大量の糞が残されていました。
他にはコンセント周辺に焦げた跡があり、漏電した痕跡が起こされていた事もありました。一歩間違えれば火事なっていたと思います。
長期間人が住まない事で空き巣に入られる可能性も高くなります。
全て「万が一」のトラブルですが起きてしまってはその改善に大きな労力がかかってしまいます。
買取品の価値の下落
残置物の中には買取できるものが多くございます。
その中で時間が経ってしまう事で価値がどんどん下がってしまうものの代表例として家電製品があります。
冷蔵庫や洗濯機などの生活家電については、製造から年数がたてばたつほど価値が大きく下がってしまいます。
本来であれば買取が可能だったものが引き取りになり、最悪は費用を払って処分しなければならなくなります。
またアップル製品やカメラなどの製品では、次のモデルが出てしまうと型落ちの製品の価値はぐっと下がってしまいます。
価値が高い製品はそのままの価値で評価してもらえる事も、早く依頼するメリットであると思います。
できれば避けた方が良い時期
早いほうが良いとは申し上げたものの、出来れば避けたほうが無難な時期もございます。
それは「夏季休暇やお正月など一般的な長期休暇の時期」です。
本来では日々の忙しさからこのような時期に依頼してしまいがちですが、予約が集中してしまい結果割高になってしまう事があります。
理由といたしましては「クリーンセンターや処理施設が休みに入ってしまい廃棄物の持ち込みができない」状況になり、業者が一時的に保管しなければならないなどコストが上がるからです。
「休暇の間にお片づけを完了したい」という依頼主の切迫した状況も理解した上で、割高な見積もりを上げる業者もあると思います。
もしもこのような時期に依頼をする場合は、できる限り早くから依頼しておくことを強くお勧めいたします。
お家のリフォーム/売買/解体/引越し
早くしたほうが良いとはわかっているものの現実には日々の忙しさでなかなか進まない。。。
本当に依頼をする状態になるのは
- お家のリフォーム
- 売買
- 解体
- 引越し
の期日が決まった時ではないでしょうか。
そのような場合は不動産業者や解体業者、リフォーム業者などが残置物の撤去を代行してくれる場合があります。
しかし可能であれば遺品整理業者や買取業者に事前にお見積もりを依頼する方が良いと思います。
不用品の撤去をプロとする業者と整理や買取をプロとする業者は別になりますので、事前に物の価値を見出してくれる業者に見てもらう事で最終的な撤去費用を下げる事が可能です。
少しでもお家のお片づけの参考になれば幸いです。
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