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遺品整理で費用を数万円抑える実践的な方法を解説します。

遺品整理、生前整理サービスの”ねこの手”代表、遺品整理士の日高と申します。

早速ですが、遺品整理や不要品回収を依頼するにあたり、

撤去費用が高額になってしまう場合があります。

 

理解した上で全てまとめて依頼することも良い選択ですが、

場合によっては事前にご自身でかんたんにできる事で費用を少しでも下げる選択肢もございます。

 
 
この記事では、費用が高額になってしまう原因と具体な費用の抑え方を
プロ目線で紹介致します。

 

 

目次

  • マットレス/ソファー
  • ペット関連の汚れ
  • 冷蔵庫の中
  • 危険な場所の告知
  • 廃車予定のバイク
  • 3台以上の自転車
  • 古いリサイクル家電
  • 金庫の解錠、破壊
  • 大型トラックが入ることの出来ない道幅

 

 

マットレスとソファー

 

廃棄コストが特に高い家具。
それが「マットレス(スプリング入り)」と「ソファー」です。

 

地域によって異なりますが、民間業者によるスプリング入りマットレスの廃棄コストは現時点で8,000円前後ですので、依頼主への請求金額は単体で1万円を超えることもあります。

 

可能であればこの2種類の家具だけは、ご自身で粗大ゴミの撤去を行政に依頼する方法をお勧めします。どちらも1,200円程度で廃棄が可能ですので10分の1程度の費用に抑えることが出来ます。

 

例えば、
神戸市の場合、下記の市のホームページに大型ごみの収集に関する情報や、問い合わせの電話番号もありますので、一度問い合わせてみる事をおすすめします。

 

参考ページ
神戸市 大型ごみについてのページ(外部リンク)
神戸市 大型ごみ手数料(例)(外部リンク)

 

ペット関連の汚れ

ペットと住んでいらっしゃったとしても通常の汚れであれば何も問題はありません。

実際にあった事例と致しまして、飼い主の方が急遽入院されてペットが一定期間放置されてしまいました。

ペットはその後無事に保護されたものの、部屋の一角が糞尿で汚染されてしまいました。

 

このような場合は簡易清掃では現状復帰が困難ですので、

掃除の他に消臭作業などを含めた少し特殊な清掃になります。また、感染症予防のための装備にコストがかかりますので、別途費用を請求される可能性が高いと思われます。

 

緊急の場合の対応は大変困難でありますが、もしも可能であればペットホテルに預けるなどの対応が理想的でございます。

 

 

冷蔵庫の中

多くの場合住んでいた方がその家を出る際に、電気/ガス/水道を止めると思います。火事などの予防にも効果的ですので是非そのようにして欲しいのですが、

冷蔵庫の中に物が残っていた場合、特に夏場ですと腐敗してしまい大量の虫が発生してしまうことになります。

 

あまりにひどい場合は別途清掃の費用を請求される可能性もありますので、大変ではありますが冷蔵庫の中の物はお早めに捨ててしまうことをお勧めします。

 

 

危険な場所の告知

押入れの奥に割れたガラスが散乱していたり、雨漏りが原因で床が腐っているなど。もしも気づかずに作業していて事故が起きてしまった場合、作業が予定通り完了しない可能性も出てきてしまいます。

もちろんご自身も把握していなかった場合はその限りではありませんが、お見積もり時など事前に危険箇所の説明をしておいた方がアクシデントの防止につながります。

 

 

廃車予定のバイク

バイクの廃棄には廃車の手続きをしなくてはならない為、いずれにせよ手間がかかってします。

 

最初にご自身で買取業者に依頼し、車輌の買取と共に廃車手続きのサポートも依頼する方法が最も負担が少ないと思います。自走不可能な場合には引き取りに来てくれる業者を選びましょう。

 

バイクはガソリンが残っていたり、ゴムや鉄の混合物である為廃棄コストが高くなってしまいます。

 
ご自身で売却するのも良い選択です。

お近くのバイク専門店に電話で問い合わせてみる、もしくはパソコンやスマートフォンをお使いの方はインターネット検索で「バイク 買取」といったキーワードで検索してバイクの買取業者を見つける方法もございます。

 

 

3台以上の自転車

1、2台の自転車であれば何も問題もありませんが、3台以上になると見積もり時のチェック項目に入ってしまうと思われます。

自転車の形状は特殊な為、隙間なく積み上げることができずどうしてもデッドスペースが生まれてしまいます。

 

なぜそれが問題かと言いますと廃棄コストの計算方法は大きく2種類あり、

  • 重量で計算する場合
  • 体積で計算する場合

となります。

 

体積で計算する場合、デッドスペースは無駄な費用になってしまいます。

こちらもバイクと同様に自転車が大量にある場合は買取や引き取りをしてくれる自転車屋さんに連絡をしてみるのも一つの手ではないでしょうか。

 

 

古いリサイクル家電

テレビ/エアコン/洗濯機/冷蔵庫はリサイクル家電に指定されており、どのような場合でも廃棄に費用がかかります。

製造から10年以内の家電は買取してもらえることが多いので問題ありませんが、古いリサイクル家電の廃棄には必ず費用がかかります。

 

エアコンは室外機に銅が多く含まれている為、安価で撤去してくれるか買取してくれる業者があります。

それ以外のリサイクル家電はそれぞれ4,000円8,000円程度の費用が最低でもかかってしまいますので周りに欲しい人がいないか、最寄りの電気店が引き取ってくれないかを確認しておいて損はないでしょう。

 

 

金庫の解錠、破壊

金庫の鍵が見つからない、電子キータイプの金庫の電源が入らない。

など金庫の中身を確認できない状況もあるかと思います。

金庫の解錠や破壊を業者に頼むと以外と高額で、電子レンジ程度の大きさの金庫の破壊には20,000円40,000円程度費用がかかります。

この金額に金庫の撤去は含まれておりません。

 

何をしてみても開かない場合は仕方ないですが、金庫を破壊しても良い場合はご自身で、もしくは遺品整理業者や不要品回収業者に破壊してもらえないか相談してみても良いでしょう。

 

 

大型トラックが入ることの出来ない道幅

遺品や不用品の回収時にはトラックで来ることが多くあります。

物量が多ければ多いほど大きなトラックで一気に運んでしまう方がコストは削減できるのですが、住居の立地によっては道幅が狭くなっており小さなトラックしか入れない場合があります。

そのような場合は、廃棄施設と住居の往復の回数が増えてしまう為費用が高額になってしまいます。

少しでも搬出する物を減らすために遺品整理士に(買取/引き取り/保管/廃棄の仕分けの)相談をすることをお勧めします。

 

 

上記のポイントを押さえておくだけでもぐっと撤去費用を下げることが出来ますので、是非参考にしてみてください。

不用品回収、遺品整理についてお困りごとがございましたらまずはお気軽にご相談下さい。
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